★Catherine Malabou, Que faire de notre cerveau? (Bayard, 2004/04)
 カトリーヌ・マラブー『わたしたちの脳をどうするか——ニューロサイエンスとグローバル資本主義(桑田光平+増田文一朗訳、春秋社、2005/06/20、amazon.co.jp)


■目次

・日本語版序文 〈騒乱〉に満ちた脳とともに 港千尋
・謝辞


・序論 可塑性と柔軟性——脳を意識するために


・第一部 可塑性の活動範囲
 A 決定と自由のあいだ
 B 「三つ」の可塑性
 C わたしたちは性能を高めるうえで選択の可能性をもつのか?


・第二部 中央権力の危機
 A 「大脳=機械」論の終焉
 B ニューロン人間と資本主義の精神
 C 社会からの「離脱」とうつ病――新たな排除の諸形態


・第三部 「あなたはあなたのシナプスだ」
 A 「シナプス自己」または「原自己」
 B 「ロスト・イン・トランスレーション」——ニューロンから心へ
 C もうひとつの可塑性


・結論 生物学的オルター・グローバリズムへ向けて


・原注
・日本語版インタヴュー(聞き手=桑田光平+増田文一朗)「わたしたちの可塑性をどうするか」
・訳者あとがき