マイク・モラスキー『戦後日本のジャズ文化——映画・文学・アングラ』青土社、2005/08/15、amazon.co.jp


■概要


日本文学研究者でもありジャズ・ピアニストでもあるマイク・モラスキー氏による戦後日本のジャズ文化研究書(邦訳書ではない)。ここで「ジャズ」と呼ばれるのは、音楽のジャンルとしてのジャズであるのはもちろんのこと、ジャズに隣接し、ジャズと共鳴した映画や文学などの文化のことでもある。(つづく)


■目次

・はじめに
・第1章 自由・平等・スウィング?——終戦前後の日米ジャズ再考
・第2章 大衆文化としてのジャズ——戦後映画に響くもの
・第3章 占領文学としてのジャズ小説——五木寛之の初期作品を中心に
・第4章 挑発するジャズ・観念としてのジャズ——一九六〇‐七〇年代ジャズ文化論(1)
・第5章 ジャズ喫茶解剖学——儀式とフェティッシュの特異空間
・第6章 破壊から創造への模索——一九六〇‐七〇年代ジャズ文化論(2)
・第7章 過去の音楽へ——近年のメディアとジャズ文化
・あとがき
・謝辞
・注


■メモランダム